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食べ物が次第で、免疫力は変わります。
突発性難聴を発症された方は、それまでの食生活なども見直してみる事が大切です。
外食に依存したり、コンビニ弁当や野菜や魚もとらない生活が長期間続くと、胃腸が弱くなったり、風邪を 引きやすくなったり、不眠や肌荒れなどが生じやすくなるのは良く知られたことです。
もともと筋肉質で元気な方は、少々の食生活の乱れをカバーできますが、突発性難聴に罹患される方は およそ繊細で、体力的にもそれほど強くない方が実際に多いので、食べ物が必要以上に大切になってきます。
あたりまえの事ですが、食事をおろそかにすると、生きていくために必要な栄養やエネルギーが補給されなく なります。
生きて行く為の食生活で飢えない満腹になるだけでは、必ずバランスは崩れてきます。
そうすると、免疫力が正しくはたらかなくなり、常在細菌やウイルスにより内耳に炎症が生じやすくなる。
免疫力の低下は顆粒球の増加を招き、赤血球を破壊しやすいだけでなく、活性酸素を撒き散らします。
赤血球は、酸素と栄養を内耳に運ぶ役割がありますが、このように食生活が乱れてくると健康を維持できなく なり、突発性難聴を引き起こす一因にもなっていると考えても不思議ではありません。
もちろん突発性難聴は、様々な誘引が複合的にかみ合って起こりますので、食生活だけ変えていいわけでは ありませんが、食べ物の影響はすぐには現われないだけに普段から気をつける必要性があります。
つまり、食べ物によって体内の免疫力は変動しているということです。
食事は不規則だけどサプリメントで栄養を補給しているから大丈夫と考えられている方も多いと聞きます。
しかし、サプリメントで各種の栄養は補給できても腸管は働きませんので、食べ物より免疫系に働きかける 割合はグンと落ちます。
副交感神経を優位にする食事でリンパ球の比率をあげ突発性難聴対策と再発防止
自律神経の白血球支配の法則の著者である福田医師と安保先生の調査では 病気を抱える人のリンパ球の比率が30%以下で、病気ではないが不快症状を抱えている人の割合は30~ 35%、病気も不快症状もない健康な人では35%~40%だったとされています。
このように体の免疫システムの割合でリンパ球の比率が35%~40%以下に低下したときに複数の要因 がからみ突発性難聴を発症または再発する可能性があります。
普段の生活で副交感神経を優位に導く食品を積極的にとることが自己の免疫力を高め、ウイルスや血流障害 による突発性難聴を再発を予防するポイントになります。
免疫力をアップする食品で体質改善
食べ物の栄養バランスが悪いと自律神経のバランスの狂いから免疫系も崩れます。
そのバランスを整え副交感神経を優位にする食品について解説していきます。
免疫力を高める基礎となる良質のタンパク質やビタミン・食物線維・炭水化物などが豊富に含まれている 食品です。
- 小魚
- 豆類
- ごま
- 玄米
小魚は骨や内臓などまるごと食べることができます。
めざし・ししゃも・ワカサギ・雑魚などタンパク質にカルシウム・DHAやビタミンDなどの栄養素が含まれています。
魚が全くダメと言う人でも小魚なら食べられるはずですので、普通の魚がダメな人は小魚とりましょう。
豆には様々な種類があります。
大豆・枝豆・いんげんなど、良質のタンパク質やビタミン、食物繊維やレシチン・イソフラボンなど含まれ 健康維持には欠かせません。
大豆を丸ごと蒸して納豆菌で発行させた納豆はビタミンK2やナットウキナーぜといった、大豆には含まれて
いない成分が免疫力をアップさせます。
また、ナットウキナーゼは血液をサラサラにする働きがあることが
よく知られるようになってきています。
ごまにはビタミンEやゴマリグナンなどの抗酸化物質が含まれているため血流を改善する働きと免疫力を高める 不飽和酸化物も豊富に含まれています。
食物繊維やミネラル・ビタミン・タンパク質・糖質が豊富なのが玄米食です。
副交感神経を優位にするための代表的な食品であると考えられます。
玄米は白米よりもビタミンB1.Eが四倍近く多く、ミネラル類は二倍以上ある事が知られています。
また、活性酸素を抑制するフィチン酸やセレン、脳の血流をよくするギャバなど特殊な栄誉も含まれています。
玄米はぬか層の部分が硬いですが、ぬか層を取り省いた50%五分つき米、70%とり省いた七部つきなどだと 食べやすいと思います。