TOPページ突発性難聴の予後と改善方法>予後を左右する因子やポイント

予測する上でのポイントは?

突発性難聴を患った最も気になるのが、きっちりと聴力が戻るかどうか?後遺症として 一生治らないのではないかと不安になるのは当然と言えます。

実際に自身が患ったときに、その事がとても気になり 、予後に関する書籍やネット上での情報をしらみつぶしに調べたほどですので。

ネット上でも様々な情報や憶測 などが入り乱れていますが、ここでは、代表的な5つの因子について解説していきたいと思います。

1.早期(3日以内)より治療を開始した場合は良好とされます

これは、突発性難聴が他の病気と決定的に違うところです。

とりあえず様子を見てからでは、手遅れになる可能性が非常に高く、数週間経過して病院を受診しても内耳の聴覚経路の損傷が固定化してしまっていると、治る確立が極端に低下します。

耳の異変に気がついて即、治療を開始した例では、予後は良好であるとされていますが、あくまでも前者と比べての場合であります。

2.回転性めまいを伴う場合は予後不良となる確立が高くなります。

めまいグラフ

突発性難聴の発症前や発症と同時に回転性めまいを伴う例では予後が良くないとされます。

軽度のめまいなら患者さんも気がつかないこともありますが、問題になるのは、立ってられない程の酷い回転性めまいです。

めまいを生じるのは前庭と呼ばれる、平衡感覚を司る器官が支障を受けています。

音を聞き感知し、電気信号として脳へ伝える器官である蝸牛だけでなく前庭にまで広く障害が及んでいると考えられます。

高度なめまいを発症された方などの闘病記を拝見しても、殆んどの方が何らかの後遺症で苦しんでられる事実がありますので、回転性めまいの有無は重要なポイントであると考えられます。

3.聴力低下の程度の低いものほど予後は良好または完治しやすい。

どの程度まで、音が聴こえているのか耳鼻咽喉科で検査を受けますが、この時に少し聞き取り にくい程度であるか、或いは検査しなければ殆んどわからない程度なら回復する可能性は高いと言えます。

しかし、当初より殆んど聞き取れない例や、全く聴こえない例では、完治させる事は困難であると言えます。

4.聴力型によるもの

聴力型とは、低音~高音域までの間で、どの音域が聞きとりにくいのかによって分別します。

通常、低音の音域が聞き取りにくい例はでは、完治する確立がたかく、逆に高音の領域が聞き取りにくい 例では、予後不良で後遺症を残す確立が高くなると考えられています。
また、水平型と呼ばれる全域で聴力が 低下している例でも予後はよくないと考えられています。

5.高齢者では予後不良

やはり、高齢者の方は若い世代に比べ難聴の予後がよくないのは、回復力等の諸問題があり ますので、自然な現象であるかもしれません。

総論

上記に記載した5つの因子は、突発性難聴の予後を推測する上で重要になる事は間違いないと 考えられます。

しかし、上記の5因子は、あくまで統計学に基ついたものであり、さらに5因子が別々に独立したものではなく、それぞれが複雑に絡み合っていますので、この限りではないことを御了承ねがいます。

結論としては、早期治療で低音障害型・ある程度聴力を温存している・めまいは無い・年齢が若い方、これらが揃えば 後遺症を残さずに治癒する確立は一段と高いと言えます。