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伝音難聴と感音難聴の識別が可能です

突発性難聴の聴力検査に用いられ難聴の種類が識別可能とされるのがオージオグラムと呼ばれるものです。

オージオグラムは骨導ならび気導の聴力を測定する事が可能で伝音難聴か感音難聴かの判定ができます。

「あれ?なんだか耳が聴こえにくいよ」と感じたこの検査により、どの領域の聴力がおちているか判定できます。

ここでは検査方法や見方について解説していきます。

使用方法

突発性難聴の診断に用いるオージオグラム検査は、周囲の雑音を遮断した防音室でおこなわれます。

患者さんが周波数の音を聞き分けて、どの高さの音域が聴きとりにくのか、どれくらい小さい音まで聞けるのか確認していきます。

もちろん、そのデーターをプリントアウトして医師が患者さんに説明しますので、患者さん側からも大変わかりやすく現在の聴力の程度を把握することが出来ます。

オージオグラムによる気導聴力及び骨導聴力の見方について

オージオグラムによる聴力検査は気導聴力と骨導聴力とについて調べる事ができます。

骨導は耳の後あるは額にバイブレーターを、気導は耳にレシーバーをあてて骨導及び気導の聴力検査を行います。

見方について、〇印は右耳の気導聴力を、×印は左の気導聴力を示し、『[』は右耳の骨導聴力を、『]』は左耳の骨導聴力を表しています。

正常値の値は骨導・気導ともに20dB以内であることです。

上記イラストから左の聴力は20db以内に全域が入っているので正常でありますが、右の聴力は骨導・気導ともに正常値を割っている領域が多く、特に高音域の聴力低下が著明なことがうかがえます。
もし、気導聴力が異常がみられ、骨導聴力が正常だった場合 は、内耳機能は正常に働いていると考えられ、外耳から中耳の障害である伝音性難聴が疑われます。

骨導聴力・気導聴力ともに悪く、同程度なら感音性難聴が疑われます

オージオグラムの見方

どうして突発性難聴にオージオグラムが用いられるのですか?

会話領域

聴力検査にオージオグラムが用いられるのは、通常、私たちが会話で聴き取る音域はある程度限られていますので、その領域が正常値に近ければ、難聴が生じていても高音や低音域の聴力の変化に気がつきにくいのです。
また、片方の聴力が正常なら、もう片方の聴力の低下に気がつきにくのも一因であります。

突発性難聴の場合は、当初より高度の難聴をきたしますので気がつきやすいですが、軽症の場合はこの検査から初めて気が付くこともあります。