TOPページ突発性難聴の基礎知識>病院での処方薬

はじめに

発病すれば薬物中心の治療が開始します。

受診された病院によって商品名に違いがあれども、大方は他院と比較しても違う成分のお薬が処方される事は殆んど ありません。

最もよく知られているお薬はステロイドですね。

その他、血液の流れを良くするお薬やビタミン剤、おしっこの出をよくして余分な水分を排出するお薬などについて解説していきます。

ステロイドホルモン薬の点滴もしくは内服は第一選択となっています。

第一選択となっているのがステロイドホルモン薬である事は広く知られています。

通常、内服もしくは静脈点滴等、初期より施されます。

突発性難聴発症後直ぐなら入院もしくは通院での点滴となります。

私の場合は通院による点滴でしたが、理想は入院により安静にしていることで、その効果も上がると考えられています。

ステロイドは抗炎症作用により内耳で生じていると考えられる浮腫・炎症を抑える目的があります。

ステロイドの使用期間は、一週間から10日間位が目安となります。
それは、ステロイドの副作用が強いため、一定期間以上、投与される事はあまりないです。

突発性難聴に対して、今現在でもステロイドより効果があると考えられる薬がありませんので、妊婦さんなど例外を省いては必ず処方されます。

ビタミン薬

現在も広く使用されているのビタミン剤がメチコバールです。

メチコバールとは商品名で末梢神経の障害を回復するも目的で使用されています。

この病気を患った患者さんに聞いても、ほぼ例外なく、このお薬が処方されていますね。

この薬の成分はビタミン12ですが、効果があるのかどうかはよく知られていません。

薬剤師に聞いても、効果云々はさておき、続けて服用しても副作用の心配も殆んどないため、とりあえず服用していたほうがいいかも?しれないお薬です。

抗凝固薬/血流改善薬

血流を改善する薬は、発症原因と考えられる小さな血液の塊を溶かし血の流れを正常にする働きがあります。

私の場合、この薬ではなく血流改善薬が処方されましたが、抗凝固薬を処方されている患者さんもよく見かけます。

首から脳に入り内耳につながる栄養動脈は大変細いために、ほんの小さな血液の塊が進入しても、その通路を塞いでしまいます。

抗凝固薬を投与することで再び、血液の塊が出来ないようにします。

神経代謝賦活薬

神経代謝を良くするお薬もも広く処方されていて、品名はアデホスコーワ錠が有名です。

アデホスコーワ錠は末梢神経の代謝や働きを改善する作用があるとされビタミン剤と併用で処方される事が殆んどです。

この薬も効果があるのかどうについて意見がわかれていますが、とりあえず副作用も殆んどないと考えられています。

利尿薬

利尿効果により内耳の水脹れを改善する目的があるのが利尿薬です。

何らかの原因により内耳に水脹れや浮腫が生じ突発性難聴発症につながったと考えられることから、利尿薬を処方される例も多くあります。

代表的な利尿薬ではイソバイド錠と呼ばれる製品が有名ですね。

抗ウイルス薬

ウイルス活性化を抑制する目的で処方される例が殆んどです。

突発性難聴の原因がウイルスに起因するものが多いことが解明されつつあるため、抗ウイルス薬によりウイルスの活性化を 抑制し侵された内耳神経を正常な機能に戻します。

帯状疱疹ウイルスの薬は製品名でバルトレックス錠やゾビラックス錠など有名ですが、これらを長期服用希望される場合は専門的に扱う病院を受診しましょう。