TOPページ > コラム(睡眠時間との関係は?)

突発性難聴を患う方に多いのが発症前は寝不足もしくは寝不足気味であったと答えられる人が多い点があります。

睡眠が十分の取れてない、睡眠不足で疲れが蓄積していたため突発性難聴を引き起こすのも誘因の一つとして考え られなくもありません。

しかし、睡眠と突発性難聴との因果関係を著した文献や書籍類はありませんので、推測の域を脱しません。

睡眠障害は大きく分けて4つです。
なかなか寝付けない「入眠障害」、夜中に何度も目が覚める 「中途覚醒」、夜明け前に目が覚める「早期覚醒」、眠った気がしない「満足感欠如」となります。

こらら4つの何れかが継続して見られれば不眠症と考えられます。

突発性難聴も上記の何れかが継続していたと考えられます。

しかし、不眠症はうつ病との関係や、他の耳疾患とも因果関係が指摘されています。
例えばメニエル 病がそうですね。
また、内科的な疾患、生活習慣病を起しやすくなる事が知られています。

「ストレス危機と予防医学」によると人間の場合、数十時間不眠になるとNKキラー細胞の活性が低下すと とされています。
ただ、どうして免疫系に影響がでてくるのかまではわかっていません。

このように、不眠症になると多くの疾患と因果関係があると言えます。

では、睡眠時間を多くとれば突発性難聴をはじめ病気になりにくいのかと言えばそうではありません。

睡眠と死亡率のデーターでは、睡眠時間が少なすぎても多すぎても死亡率高くなるとされています。

睡眠と死亡率のデータ

睡眠時間がすくないよりも多すぎる方が死亡率が高いことがデーターから読み取れます。

予防や突発性難聴の再発・後遺症の軽減に十分な睡眠時間をとることは確かなのです。
但し生活習慣やリズムを整える側面で正しいことだと思います。

不眠が突発性難聴に影響を与えていたのは間違いないと考えられますが、不眠だからこの病気を引き起こしたと考えるよりも、体調や精神的な崩れから不眠になり、その標的が聴覚を司る蝸牛だったと考えるのが妥当ではないでしょうか。

どうして、不眠が内耳に影響が及び突発性難聴になる方とそうでない方がいるのかについては、個人差があると しか言えません。

不眠自体、精神的な影響が大きいと考えられますので、よくある嗜好品(コーヒーなどカフェイン含有)をひかえ 、枕を変えるなどの方法だけでは、殆んど効果がなく不眠症は一時的にしか解消されないのでないかと思います。

もし、簡単に治るのなら、それは不眠症ではなかったと言えるかもしれません。

突発性難聴と睡眠について直接的な因果関係は無いと考えられますが、間接的に影響を与えていると言えます。